いつもお世話になっております。つまらないものです。
投資についての初心者向けの本を読むと
「卵は一つのカゴに盛るな」
という例えと共に、投資先の分散=リスク分散の重要性が必ずと言っていいほど書かれています。
しかしながら、私が読んでいるいわゆる投資で成功した人の本を読むと、その考えは一部否定されている事が多いです。
曰く、分散しすぎてはリターンは平均に甘んじる。なので分散しすぎてはいけない。分散は数銘柄で十分。卵は金の卵だと思うものに集中させよ。
そんな風に書いてあります。
私自身ビビリなところもあり、配当株と成長株でそもそも資金を分けてしまっていて、配当株は100銘柄近く、成長株も買いたい所が多いというのもありますが、それでも30銘柄ほどあります。
そうすると、成長株の方や配当株の方で数銘柄ダブルバガーしている銘柄があるのですが、全体の資産としてはあまり増えません。株価上昇のインパクトがどうしても弱くなってしまうのです。
私は暫くの間、選択と集中をしなくてはいけないなという考えがありつつも、その一方で
「生き残ること、儲けるのはそれからだ」
「投資で大切なのは、まず損をしないことです」
といったような、リスクを抑えろといった意味合いの名言も心に残っており、この矛盾というか2つの命題をどう両立させていけばいいのか悩んでました。
「リスクは抑える」「リターンも上げる」「両方」やらなくっちゃあならないってのが、「投資家」のつらいところだな
それでしばらく悩んでいたのですが、ウォーレン・バフェットさんの本等を何冊も読んでいるうちに、銘柄を絞りつつ、生き残れる(損をしないようにリスクを抑える)事もできるのではないかと思いました。主にバリュー投資で。
どういうことかと言いますと、そもそもまず「リスクを減らすために分散する」という考え方から入ったのが間違いでした。分散を前提にしてしまうとそりゃあどんどん分散しちゃいます。
なので投資のリスクを下げるためにまず考えるのは、銘柄の分散ではなく厳選。下がりにくいであろう株を選ぶことから始めることだと思いました。「倒産しにくそうで、業績も安定してそうで、株価が下がりにくそうな企業を探す」ここからスタートです。
これをすると条件にもよりますが、いきなり企業数が減るので分散しにくくなります。
スクリーニングしたけど候補がまだまだいっぱいあるということは条件が甘いのでしょう。なので候補が心配になるくらい少なくなるまで条件を厳しくします。
そして厳しい条件をくぐり抜けた数名柄が出てきたとします。ここで出てきた数名柄は数としてはリスク分散できないので怖いのですが、それをカバーするくらいの財務の健全性であったり、ビジネスの堅牢性があれば、数以外でリスクを抑えられていると考えます。(ほぼ空論。仮定の仮定みたいなものですが)
あとは投資のタイミングのリスク。高値づかみリスクですね。これについては私はPERを使います。よく「PERは人気不人気であって割安かどうかの指標じゃない」なんて言われます。業界によって基準がバラバラなので実際そうなんだと思います。
でも私にはそれくらいでしか判断できません。ウォーレン・バフェットさんみたいに「実際の企業の価値より価格が安くなったら」みたいなのも判断できませんし、将来の会社の価値も、理論株価も(色んなサイトで出てはいますが)分かりません。なのでPERを1つの基準にしたいと思います。
PBRはですね、これも割安の目安で有効だと思ってるのですが、例えばPBR1以下とかにすると私が思う割安成長の小型株が出にくいので私は条件から外しました。参考までに見はします。見ていて思うのは、もしかしたらPBRが高いのも期待の高さの現れなんじゃないかななんて思ったりしてます。テキトーです。
そんなこんなでまとめますと
【高いリターンを上げるために銘柄を絞って集中投資しつつ、下がった分散効果を補いリスクを減らして市場で生き残れるように、銘柄自体はリスクが低い(と思われる)ものに絞って投資する】
ということでした。
文としてまるでまとまっておらず、自分でも読んでいてわかりにくい、もう少し良い言い方がないものかと悩んでますが、一晩立っても思いつかないのでこれでまとめとします。
言葉としては正直、「卵は一つのカゴに盛るな」からの、「でも分散させすぎるとリターンが下がるから(株価が下がりにくそうな優良の)金の卵に絞っれ」そのものなんですよね。それがようやく自分の中でそういうことかと理解できたというだけであって。
駄文失礼いたしました。
コメント