私は今株を割安成長株、配当株、優待株、バリュー(優待)株4種類に区分して株を買っております。
基本は長期保有で買ってます。
4種類にもわざわざ分けて株を買っているのは、各証券会社のスクリーニングの条件が大体10種類だから「条件をあれもこれもとてんこ盛りにしにくい」というのもありますし、個人投資家の方の本を読んでそれに影響されて株を買うからその手法のカテゴライズに合わせているからというのがあります。
しかしながら私が色々と投資本を読んで実際に投資していった中で、我儘に我儘を重ねた
「こんな条件がそろった銘柄があったら買いたいな~」
という条件が自分の中ではっきりとしてきました。
これは将来的にきっと変わることだと思います。
しかしひとまずは現時点での欲しいと思っている銘柄の条件をまとめてみたいと思います。
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①業績が安定していてかつ年平均5%は成長している。
条件の1番目はこれです。これ以降の条件に順位はつけません。正直1番目以降で順位つけるのが難しかったからです。が、数ある中で一番重視したいのがこれです。まずは売上と利益が安定していること。これが大事。これは言うまでもありません。
売上と利益 というのがポイントです。売上だけ安定してても、昨今のインフレでコストが上がると利益が減ってしまいます。そして利益が安定していたとしても売上も伴ってないといけません。
売り上げが下がっても利益を維持しようとする場合、会社はコストカットを無理やりに行ったり会社の資産を売ったりするでしょう。(無駄遣いしていいというわけではありません)
それは数年は持つかもしれませんが、継続的には不可能です。なので継続した売り上げと利益が安定している事が投資先にまず第1に求めたいですね。
そして成長率は年平均にして5%で上々だと思っています。もちろんインフレ率以下だと困りますが、5%以上を毎年毎年求められると現場の営業職が病みます。72の法則から行くと倍になるまでかなり時間がかかりますが、今回は長期保有したい銘柄の条件でもありますのでそれでいいです。
なお、安定しつつ成長する企業・業界というのはどういうのか?というと私には正直そこはさっぱりなんですが、バフェットさんの言うところの堀があり、ブランド力があり、価格の決定権があって価格を多少あげても消費者が買ってくれる企業や商品というのがいいのかなぁと漠然と思います。
ただ成長率。これは先行きなので見通すとかは難しいと思っています。
財務が固い(借金が少ない)
これもまたいうまでもありません。長期で保有するのなら経営基盤がしっかりしている方が私はいいと思います。基準は人によってさまざまですね。どこかで見たことのあるデータというだけで言ってるだけなんですが、なんでも自己資本比率が80%以上の会社は10年後に生き残っている確率がかなり高いというのを見たことがあります。なので80%あればかなり喜ばしいことなのですが、そこまで絞ると銘柄がかなり減りますので、どうしても買いたい場合は妥協しなくてはなりません。
最近読んだ本では投資家のはっしゃんさんの本にはっしゃんさん自身の投資の基準が載っていましたので参考にするならそれかなぁと思います。
割安である。
「とりあえずPERとPBRが低いこと」と言いたいんですが、「PERは人気不人気の基準であって、割安かどうかではない」というのを時々みかけます。「割安というのはその企業の本質的価値より安いかどうか」「価格とはあなたが支払うもの、価値とはあなたが得るもの」とかも見ます。
「その企業の本質的価値より安く売っている」
そんなことが分かれば私もぜひそれを活用して買っていきたいのですが、残念ながら私には企業のバリュエーションを図るスキルも知識もありません。なので私が使えるのは、ぱっと見でわかるPERとPBRくらいです。
とりあえず現在は割安成長株で「PER15以下 PBRはみない」というスクリーニングをしています。
バリュー銘柄の方のスクリーニングではPERもPBRもある数値以下という条件を付けてます。
これで成長率や財務情報等のスクリーニング条件をいれていくと結構違う銘柄が出てくるので面白いです。
ともかくやはり買いたいと思うのは割高な銘柄よりも割安な銘柄の方が好みです。
グレアムさんのMIX係数というのも大変有用です。MIX係数を満たしていれば正直十分なんじゃないかなぁと思うくらいです。
とりあえず私が今のところ言える基準としては、せいぜい
「PER15以下、同業他社と比べてもPER低め。PBR1以下が望ましい」
これが割安の基準といったところです。これ以下がいいですね。
配当金が安定して出ている。配当性向も低い。そして増配傾向。
「株を買う理由は、他でもなく配当のためだ」
なんて言葉をどこかで見た気がします。名言ですね。
もちろん私はキャピタルゲインも嫌いじゃありません。しかし性格のせいか、なかなか利益確定ができず、ましてや何か消費や浪費のために株を売るというのが心理的に嫌いなんです。
ただ投資したお金は全く使わないというのは嫌で少しくらいは使いたい。なので配当金が出る企業が私は好きです。将来的な自分年金にもしていきたいです。
そしてそうなると、配当金が出たりでなかったりというのは困ります。出るなら安定して出てほしいです。(安定して出すためには売り上げと利益が安定しているというのも大事なので①の条件がここで関係してきます)
さらに、利益の大半を配当金で吐き出してしまっていると「この企業は将来に向けて投資とかしてなくて大丈夫なんだろうか」とか「ちょっと景気が悪くなると減配やら下手すると無配になるんじゃないだろうか」と不安になってしまいます。なので配当性向は低い方がいいです。
もしかしたら「利益はちゃんと株主に還元しろ!配当性向6割以上!」という考え方の人もいるかもしれません。私は企業にはちゃんと成長をしてほしいしそのための投資もしてほしいので、6割も株主に還元しちゃうのは大丈夫なのかなあと思ってしまいます。
そして増配。これもぜひしていって欲しいです。そのための条件①です。
将来的な自分年金にしたいという気持ちがありますので、せっかくの投資ですしインフレに負けては困ります。それは株価だけでなく配当金も同じです。長期で、連続じゃなくていいので、時折増配しつつ頑張ってくれる企業の銘柄を買いたいものです。
DOEという指標があります。すみませんDOEについてはまだ全然詳しくないので基準に組み込めません。勉強したら基準に組み込むかもしれません。
優待が出る。
優待。これは株主への公平な還元ができてないということで廃止されがちですが、私は気に入ってます。なぜなら株を長期で保有する予定、もしくはしていると、市場の暴落や、含み損のままずーっと塩漬けなんてこともあるでしょう。(含み損のまま塩漬けでも条件①のように企業が成長していて増配していれば私はいいと思っています)
株価が冴えず上がらなかったとしても、配当があり(増配もあればなお)報われます。
しかし私はまだ老後は先なので配当金は再投資に回しています。そうすると投資の恩恵が何もありません。そんな恩恵のない状態で含み損になったら抱え続けるのは精神的に困難です。
なので、せっかくいい銘柄を含み損だからという理由で手放さないための飴として、私は優待があることも理想の1つに加えたいと思います。
優待いいですよね優待。
特に生活に使えるものがいいですね。
その他財務業績以外のものとして
従業員数が増えている。
増収増益増配を会社に求めています。それはインフレによるものではなく会社として拡大していることを希望しています。
人が増えないのに業務が増えるのは地獄です。なので従業員数が増えていく方が私は好きですね。
人件費が上がっちゃうので利益が減るという考えもありますが、私は労働者でもありますので冷酷になれませんね。
新卒採用をしていて従業員が増えつつも平均年齢が高すぎない。
一時期、「平均年齢が高い方が従業員の定着率が高いいい会社」と思っていた時期がありました。
結果としてそうとも言い切れませんでした。新卒採用する余裕がなかったり、採用したいけど人が全然来ないという企業は平均年齢がどんどん上がってしまい、組織として新陳代謝できてない印象を今は持っています。
しかしこれが難しいところで、例えば人を使い潰すような会社はどんどん人を雇ってどんどん辞めていくので、新卒採用しつつ平均年齢が若いです。
なので新卒採用はしつつ、辞める人も少ない。そうすると従業員数は増えちゃいます。
しかし売上と利益が上がっているならそれでいいと思います。
技術やブランド力等で他社と明確な違い(差別化)があるか、そもそも競合がいない
これを業績や財務からはかれというのは無理なので、世間からの評判を見るしかないですね。
例えば私が投資している中でHPや決算資料で商品が表示されてるので見てみた時に
「なんやこの部品…どこで使うか分からないし、渋すぎて市場があるのかもわからない…他にこんなの作っているところあるのだろうか…」
というような商品を扱ってたりします(大変失礼)
しかし今はその考えも改め、むしろそういうニッチな商品でトップというのは、他社がわざわざ参入しにくいからいいのでは?と思うようになりました。
ブランド力…これは正直ブランドに疎い私にはわかりません。
バルミューダが今パッと浮かんだので引き合いにだしてしまいますが、私はバルミューダ制の商品を持っていません。良さがぴんとこないからです。しかしそれを良いと感じて買っている人もいます。
ニンテンドーとかディズニーなら、そのコンテンツの魅力は分かります。あぁいうのは強いですよね。
なので投資先として理想をいうのであれば、そういうニッチで他社の参入がなさそうだったり、技術やブランドで差別化できている企業の方が、そうでない企業より好ましいと思います。
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