余裕資金比率についての考え2024年4月現在

お世話になっています。つまらないものです。

投資するにあたって全額投資するフルポジか、それとも暴落の時に仕込めるようにある程度現金で残しておくか悩ましいところだと思います。

私の場合、例えば投信ですとアロケーションファンドというのがありまして、相場環境で株や債券の割合を変動させるといったファンドは好きではありません。しかしこと自分の投資となると今の相場がどのような状態か判断し、資産配分比率(主に現金をどの程度残すか)を変化させるのを好みます。それを活かす能力があり有効だからではありません。単純に楽しいからです。

それで今回も色々と考えてました。

まず今までの経緯です。

最初は現金比率を年齢%にする案が良いと思いました。しかし暴落や暴騰の際にリバランスである程度売り買いが発生するとはいえ、もっと相場が強気か弱気かで割合も変化したほうが良いなと思いました。

次に思いついたのが、日経平均PBRを目安にし0.7を仮に相場の底としてその時点で全額投資するような式でした。

一応式を載せますと

年齢×{(日経平均PBR−0.7)×2}

これに最後%をつけるだけです。

日経平均PBRが1.2位の時に考えてたものなので何となく良さそうだなぁと思ってたんですが、その後日経平均が爆上げしてPBRも急上昇しました。

そうすると、60歳で計算した時に98%を現金とするみたいな計算結果になってしまいました。これは極端でだめだなと。

さらにこの計算式ですと、年齢と相場環境(PBRで過熱感を判断)に合わせて余裕資金比率が適切に変化されると思ったんですが、よくよく考えたら相場の底と仮定したPBR0.7になるとどの年齢でも余裕資金比率が0になるような式でした。

日経平均PBRが0.7なんてリーマン・ショック後レベルなのでもちろん大チャンスではあるんですが、20歳ならともかく60歳の人となるとそんな大チャンスでも流石に余裕資金比率0なのはどうかなと思いました(もちろん別で生活防衛資金を残すならまた話は変わりますが)

なのでまた式を改変しました。前はシンプルだったんですが、ちょっとややこしくなってしまいました。

まぁでも年齢に合わせた余裕資金比率が少しマシになったかなぁと。

結論だけみたい人はここから

まず推奨現金比率です。

[{(100−(年齢²÷100)÷2}×(現在日経平均PBR-0.7)]+(年齢²÷100)

例えば今の日経平均PBRが1.5で20歳の方ですと、推奨現金比率は42.4%になります。

投資比率は単純に100から現金比率を引いて57.6%となります。

この式の考え方なんですが、まず相場の底と天井を日経平均PBRを元にして考えてます。前回は底を0.7で考えてましたが天井を考えてませんでした。今回は天井をリーマン・ショック前の2.71を参考にしていますが、計算を簡単にするために2.7としています。そうすると底と天井の差がちょうど2になるので楽ですね。式に出てくる2はこの2です。

次に年齢ごとの日経平均が底の状態での余裕資金比率をどうしようかと思いましたが、これは(年齢÷10)²が良さそうだ思ったのでそうしました。

20歳なら4%。若いのでまだ未来がありますから。

逆に退職間近かもしれない60歳は過去の相場の底に近い場合でも余裕資金として36%残す計算になりますというかしました。60歳になって全力投球もいかがなものかなぁと。だってそこから二番底があったら怖いじゃないですか。70歳になってまだ相場が戻ってなかったらいくら底で全力で仕込めても辛いだけです。

で、後は日経平均PBRが0.7の時は最低比率にして、日経平均PBRが2.7の時に投資比率が0になるような式にしてみました。

言い換えますと

前回の式は、相場の底を基準にしてその時に余裕資金比率が0になるような式

今回の式は、相場の天井を基準にしてその時に投資比率が0になるような+相場の底でも年齢毎に逓増で現金0にならないような式

ということです。

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